こんにちは。管理人のキノです。
今回は2025年6月に読んだ本を紹介します。
6月の読了本

6月の読了本は21冊でした。ラインナップはこちら。
- 「皇帝の薬膳妃 后行列の旅と謎の一族」尾道理子(KADOKAWA)
- 「憧れの作家は人間じゃありませんでした」澤村御影(KADOKAWA)
- 「西荻窪ブックカフェの恋の魔女 迷子の子羊と猫と、時々ワンプレート」菅野彰(集英社)
- 「遺跡発掘師は笑わない 元寇船の眠る海」桑原水菜(KADOKAWA)
- 「化学探偵Mr.キュリー9」喜多喜久(中央公論新社)
- 「ローウェル骨董店の事件簿 センチメンタル・ジュエリーの謎」椹野道流(KADOKAWA)
- 「無限の回廊」芦花公園(KADOKAWA)
- 「憧れの作家は人間じゃありませんでした2」澤村御影(KADOKAWA)
- 「遺跡発掘師は笑わない 元寇船の紡ぐ夢」桑原水菜(KADOKAWA)
- 「一次元の挿し木」松下龍之介(宝島社)
- 「黒猫」エドガー・アラン・ポー+斎藤寿葉+まくらくらま(立東舎)
- 「ローウェル骨董店の事件簿 交霊会とソルジャーベア」椹野道流(KADOKAWA)
- 『「ひとり時間」のススメ』中山庸子(KADOKAWA)
- 『「1日1つ」で人生が変わる 幸せメンタルをつくる100チャレンジ』まゆ姉(KADOKAWA)
- 『ヒュッゲ 365日「シンプルな幸せ」のつくり方』マイク・ヴァイキング(三笠書房)
- 「年齢を重ねるのが楽しみになる フランス流のもの選び」Katie(KADOKAWA)
- 「フランス人の40歳からの生きる姿勢」ミレイユ・ジュリアーノ(大和書房)
- 「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」ジェーン・スー(幻冬舎)
- 「ミドリ薬品漢方堂のまいにち漢方食材帖」櫻井大典(ナツメ社)
- 「VERY 2025年6月号」VERY編集部(光文社)
- 「BAILA 2025年6月号」集英社(集英社)
次に、特に印象に残った本を3冊ピックアップして、ご紹介したいと思います。

今回紹介する3冊以外の感想も姉妹サイトBiblioCinemaに投稿しているので、よければ覗いてみてください。


特に印象に残った本3選


「憧れの作家は人間じゃありませんでした」澤村御影(KADOKAWA)


あらすじ
文芸編集者2年目の瀬名あさひは、憧れの作家・御崎禅の担当となる。映画好きで意気投合するものの、彼は実は吸血鬼であり、人外の存在が起こした事件について、警察に協力していることがわかる。捜査より新作原稿を書いてもらいたいあさひだが、警視庁から様々な事件が持ち込まれる中、御崎禅がかつては人間であったこと、そしてそこに秘められた悲しい過去を知っていく。第2回角川文庫キャラクター小説大賞≪大賞≫受賞作。
引用元:版元ドットコム「憧れの作家は人間じゃありませんでした」澤村御影(KADOKAWA)
ひとことレビュー
「准教授・高槻彰良の推察」が大好きなのですが、そのシリーズに登場した御崎先生が主人公の作品とのことで手に取ってみました。「准教授・高槻彰良の推察」とは違い、「憧れの作家は人間じゃありませんでした」は民俗学とは全く関係ありませんが、今まで読んでいなかったのを後悔するくらい面白かったです。高槻先生のシリーズでは怪異は特殊なもので、だからこそ怪異絡みの事件はゾクゾクする怖さを感じるのですが、御崎先生のシリーズは怪異側の視点がふんだんに描かれています。だからこそ怪異も身近で人間味さえ感じるほど。怪異が出てくるのに怖さより優しい雰囲気の作品です。「准教授・高槻彰良の推察」も合わせて読むと、面白さが倍増すること間違いなし!おすすめです。
「西荻窪ブックカフェの恋の魔女 迷子の子羊と猫と、時々ワンプレート」菅野彰(集英社)


あらすじ
ある本を買うと、魔女がどんな恋でも叶えてくれるんだって――。とある恋愛相談をきっかけに、西荻窪駅のコンビニでそんな噂を囁かれるようになったブックカフェの店主・月子。今日も恋に悩めるお客さんが「本」と「魔女」を求めてやってくる。だがもちろん月子は魔女ではなく、恋の魔法も使えない。そこにあるのはこだわりのワンプレートとおいしいドリンクと、いくつものウソだけ。ルールはワンドリンクワンプレートのオーダー。読書をしたり、時々魔女に恋の相談をしたり……。そんなブックカフェで、月子は恋の悩みを「本」になぞらえながら、またひとつウソをつく――。誰にも言えない恋に悩んでいるのなら、噂の「魔女」の店はこちらです。
引用元:Amazon.co.jp「西荻窪ブックカフェの恋の魔女 迷子の子羊と猫と、時々ワンプレート」菅野彰(集英社)
ひとことレビュー
ほっこりおいしい系の話だと思っていたのですが、優しいけどほろ苦くて、いい意味で裏切られた作品でした。現実には苦しいこともたくさんあるけれど、世界はまだ終わっていない。苦しみを抱えながら日常を生きている人に贈りたい本です。読後、自分を大切にしたくなりました。
「一次元の挿し木」松下龍之介(宝島社)


あらすじ
ヒマラヤ山中で発掘された二百年前の人骨。大学院で遺伝学を学ぶ悠がDNA鑑定にかけると、四年前に失踪した妹のものと一致した。不可解な鑑定結果から担当教授の石見崎に相談しようとするも、石見崎は何者かに殺害される。古人骨を発掘した調査員も襲われ、研究室からは古人骨が盗まれた。悠は妹の生死と、古人骨のDNAの真相を突き止めるべく動き出し、予測もつかない大きな企みに巻き込まれていく――。
引用元:版元ドットコム「一次元の挿し木」松下龍之介(宝島社)
ひとことレビュー
あらすじを読んだ時から『これは面白いに違いない!』と思っていた本です。期待に違わずゾクゾク感とハラハラ感がたまらない作品でした。珍しく推理が当たって『やった!』と思っていたのですが、結末は予想外。現実に即した非現実がとても面白かったです。さすが『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作!
まとめ
今回は2025年6月に読んだ本をご紹介しました。
6月は読みたい読みたいと思っていた本を実際に読むことができ、達成感を味わうことができました。
6月までの読了数が110冊となり、このペースでいけば『1年で200冊の本を読む』という目標が達成できそうでわくわくしています。
でも、体調や気分によっては本を読めない時もあるので、数にこだわり過ぎず楽しんで読めればいいかなと思っています。



来月も【#今月の読了本】を投稿する予定なので、よければ読んでくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。